ProAI Studio ユーザーガイド

ProAI Studio User Guide

PROAI STUDIO

ユーザーガイド

アイデアを「カード」にして広大なキャンバスへ広げ、四象限(2軸)と複数のAIモデルで思考を前へ進める——ProAI Studio のすべての機能を、はじめての方にもパワーユーザーにも役立つようにまとめました。

01はじめに
Contents

ProAI Studioとは

ProAI Studioは、AIとの対話を「カード」にして広大なキャンバスに広げ、複数のAIと四象限の発想法で戦略・創造ワークを進めるデスクトップアプリです。この章では、まず全体像と画面の見取り図をつかみます。

ProAI Studioでできること

ProAI Studioは、AIとのやり取りを一つひとつの「カード」として扱い、それを巨大なキャンバスの上に自由に並べていくアプリです。ふつうのチャットのように上から下へ会話が流れていくのではなく、思いついたアイデアや質問、AIの答えを、机の上に付箋を貼るような感覚であちこちに置いていけます。

特長は大きく4つあります。

  • クリップカード:AIとのやり取りも、自分で書いたメモも、1枚のカード(クリップカード)として扱えます。動かす・色を付ける・つなげる、が自由にできます。
  • 無限に近いキャンバス:12000×8000pxの広大な盤面に、カードをいくらでも置けます。
  • 複数のAIモデルの使い分け:Claude・GPT・Gemini・Grok・ローカルLLMに対応し、用途に合わせて切り替えられます。1つだけ使うことも、複数を並べて比べることもできます。
  • 2軸(四象限)モード:画面に十字の軸を出し、「どんな視点で考えるか」を位置で指示できる、このアプリならではの発想支援です。
[画像:キャンバス上に複数のクリップカードが並んだ全体画面]

画面の4つの要素

ProAI Studioの画面は、大きく4つのパートでできています。それぞれの役割をここで押さえておくと、後の章がぐっと読みやすくなります。

要素場所役割
盤面(キャンバス)画面の大部分カードを置いて広げる作業場。ズームやスクロールで広い空間を行き来します。
指示デッキ画面下部の中央AIへの指示カードを構える「手札置き場」。ここから送るとカードが生まれます。
コントロールパネル画面の脇に開く操作盤各種スイッチや設定、削除エリアなどをまとめた管理画面です。
タイトルバー画面の最上部プロジェクト名やタブ、AIの作業中の進捗を映す帯です。

盤面(キャンバス)

アイデアを広げるメインの作業場です。とても広いので、初めて開くと中央あたりが表示されています。ズームは17段階まで用意されており、細かく寄って見たり、全体を俯瞰したりできます。ズームしても、操作ボタンやタイトルバーの見た目の大きさは変わらないので、いつでも同じ感覚で操作できます。空いている場所をドラッグすれば、盤面全体をスクロールして移動できます。

指示デッキ

画面下部の中央に常駐する、AIへの指示カードの手札置き場です。ここにカードを構えて送信すると、盤面にAIの答えが生まれます。プロジェクトのタブを切り替えても中身は残る、全タブ共通の置き場です。表示と非表示は Return で切り替えられ、盤面で何も選んでいないときは Space でも切り替わります。

[画像:画面下部中央に表示された指示デッキと盤面の位置関係]

コントロールパネル

各種のスイッチや設定を集めた操作盤です。グリッドスナップの切り替え、AIの答えを1カードにするか複数に分けるかの選択、2軸表示のトグル、カードを捨てる削除エリアなどがここにあります。盤面で何も操作していないときに Tab キーで開閉できます。

タイトルバー

画面最上部の帯です。中央にプロジェクト名、複数プロジェクトを開いているときはタブが並びます。AIが調べ物やカード生成などの作業をしている間は、この帯の下地が青と緑のグラデーションに変化し、いま何ステップ目を実行中かも表示されます。2軸モードの「上」のラベルも、この帯のすぐ下に貼り付いて表示されます。

[画像:作業中に青と緑のグラデーションへ変化したタイトルバー]

中核となる2軸モード

ProAI Studioを最も特徴づけているのが、2軸(四象限)モードです。画面に十字の軸と、上下左右4方向のラベルを表示し、「どんな視点で考えるか」を空間として扱えるようにします。既定では、縦軸が上=マジカル/下=ロジカル、横軸が左=虫の目/右=鳥の目に設定されています。

いちばんの肝は、指示デッキをこの四象限のどこに置いて送るかで、AIに渡す視点の指示が自動で変わることです。デッキを右上に寄せれば「上」と「右」寄りの視点で、左下に寄せれば逆の視点で、といった具合に、置き場所そのものが指示になります。軸のラベルは自分で書き換えたり、AIに新しい軸を提案してもらったりできます。

[画像:四象限の軸線と上下左右ラベルが表示された盤面]

複数のAIを使い分ける

ProAI Studioは、1つのAIに縛られません。Claude・GPT・Gemini・Grok、そしてお使いのパソコンの中だけで動くローカルLLMに対応しており、選んだモデルに応じて自動で振り分けて送信します。すべてをそろえる必要はなく、手元にあるAPIキーを1つだけ入れて使うことも、ローカルLLMだけで使うこともできます。テキスト用のモデルは複数を同時に選んで、同じ指示を各社のAIへ一斉に投げて答えを比べることもできます。画像を作るモデルも別枠で用意されています。

  • ローカルLLMは、お使いのパソコンの中だけで動くため、内容が外部に送られません。
  • クラウドのAI(Claude・GPTなど)へ送る直前には、第三者に送信することへの同意を確認する画面が表示されます。

このガイドの読み方

本ガイドは、初心者の方にもパワーユーザーの方にも役立つように書かれています。読み進め方は、あなたの慣れ具合に合わせて選んでください。

はじめて使う方へ

  1. この章で全体像をつかんだら、そのまま次の章から順番に読み進めてください。
  2. 各項目の 「かんたん解説」 の枠は、初心者向けのやさしい補足です。ここだけ拾い読みしても、基本の操作は身につきます。
  3. 手順が番号付きで並んでいる箇所は、その通りに操作すれば動きを確かめられます。

すでに使い慣れている方へ

  • 目次から、気になる機能の章へ直接飛んでください。
  • 「パワーユーザー向け」 の枠には、内部の細かな挙動や応用テクニック、注意点をまとめています。標準の使い方を知っている前提で書かれています。
02基本

画面と基本操作

この章では、カードを並べる広大な盤面の見方・動かし方と、カードを作る・選ぶ・動かす・消すといった毎日使う基本操作をまとめて身につけます。

キャンバス(盤面)の基本

アプリの中央に広がる大きな作業スペースが「盤面」です。カードはこの上に自由に置いて並べていきます。盤面はとても広く、12000×8000ピクセルのサイズがあります。開いた直後は中央にスクロールした状態で表示されるので、まずは中央からカードを置き始めるとよいでしょう。

[画像:中央にカードが並んだ広い盤面の全体像]

ズームと全体表示

盤面は17段階に拡大・縮小できます。ズームしても、ズームの操作ボタンやタイトルバーなどのUIは見た目の大きさが変わらず、いつも同じサイズで操作できます。

  • 全体表示(■)ボタンを押すと、置いてあるすべてのカードが画面に収まる表示へ切り替わります。もう一度押すと元の表示に戻ります。
  • 広げすぎて迷子になったときは、この全体表示で一気に俯瞰するのが便利です。
[画像:ズームの操作ボタンと全体表示(■)ボタン]

盤面を動かす(パン)

盤面の何もない空白部分を左ドラッグすると、盤面がスクロールします。これを「パン」と呼びます。ほんの少しだけ動かした場合はクリック扱いになり、選択中のカードがすべて解除されます。

カードをまとめて選ぶ(範囲選択)

盤面をドラッグして破線の四角形を描くと、その中に入ったカードをまとめて選択できます。選択の枠は色で種類を表します。

  • 黄色の枠 … 盤面のカードを選んでいるとき
  • 水色の枠 … 指示デッキのカードを選んでいるとき

1回のドラッグでは、最初に触れたカードの種類にスコープが固定されるので、盤面とデッキのカードが混ざって選ばれることはありません。なお、グループにまとめられているカードは、範囲選択や全選択の対象から外れます。

選択を反転する

X を押すと選択が反転し、いま選んでいないカードのほうが選ばれます。たくさんのカードの中から一部だけを除いて、残り全部を選びたいときに便利です。

[画像:黄色の破線枠で盤面のカードを範囲選択している様子]

同じ色のカードだけを選ぶ

クリップカードは6色(ピンク・パープル・オレンジ・ブルー・グリーン・グレー)で色分けでき、同じ色のカードだけをまとめて選択できます。色でグループ分けして扱えるので、たとえば「アイデアはブルー、保留はグレー」のように役割ごとに色を決めておけば、後からその色のカードだけを一括で選び、まとめて移動したり整理したりできます。

[画像:同じ色のクリップカードだけがまとめて選択された盤面]

カードを作る

新しいカードは、いくつかの方法で作れます。

  1. 盤面の空いている場所をダブルクリックすると、その位置にカードができます。
  2. 盤面を右クリックして、メニューから作成することもできます。
  3. ショートカット N でも作れます。
  4. カード選択画面でタイルを選ぶと、指示カードとして召喚されます。

カードには自動で番号が振られます。置く位置を指定しなかった場合は、既存のカードと重ならない空き位置をシステムが自動で探して配置します。

[画像:盤面をダブルクリックして新しいカードが生まれる様子]

カードを動かす・整える

ドラッグで移動

カード上部のヘッダを掴んでドラッグすると移動できます。複数のカードを選んでいれば、まとめて一括で動かせます。画面の外側にも自由に配置できます。

グリッドスナップ

コントロールパネルでグリッドスナップをONにすると、カードが40ピクセル刻みの格子にぴたっと吸着し、きれいに整列させやすくなります。この設定は記憶され、次に開いたときも引き継がれます。

複製と削除

  • Option を押しながらドラッグすると、カードを複製できます。
  • カードをコントロールパネルの削除エリアへドラッグして落とすと、削除できます。
[画像:グリッドスナップで格子に沿って整列するカード]

クリップカードならではの操作(色・サイズ・分割)

手書きメモのように使う「クリップカード」には、見た目を整えるための操作が用意されています。

色を変える

クリップカードを右クリックすると、6色のカラーメニュー(ピンク・パープル・オレンジ・ブルー・グリーン・グレー)が開きます。複数選択していれば一括で着色でき、色は記憶されます。AIの回答カードなどは個別の色を持たず、既定の色に戻ります(選択中はヘッダが黄色で表示されます)。

大きさを変える

クリップカードは、右下の角のハンドルをドラッグして拡大・縮小できます。最小は既定サイズ、最大は画面の90%までです。複数選択していれば連動してリサイズされ、貼り付けた画像や動画もカードの倍率に合わせて比例して大きくなります。

カードを分割する

カードの本文を複数枚に分ける方法は2通りあります。ひとつはコントロールパネルからの一斉分割で、選択したカードの本文を区切りごとに切り分けて複数カードへ展開します。もうひとつは、クリップの拡大表示中に分割線を引いて分ける方法です(1枚目は元のカードを書き換え、2枚目以降が新しく生まれます)。

コピー・複製・転写

クリップカードは、テキスト・色・貼り付けたメディアごとコピーできます。アプリ内のクリップボードで保持されるので、貼り付けると内容がそのまま複製され、少し右下にずらして配置されます。

  • A … 盤面のカードを全選択(グループに属していないカードのみ)
  • C / X / V … コピー・切り取り・貼り付け
  • D … 選択カードの最新コメントを、新しいクリップカードへ転写

取り消し・やり直し(Undo / Redo)

操作を間違えても安心です。移動・整列・色変更・複製・分割など15種類の操作を、最大50件まで取り消せます。

  • Z … 取り消し
  • Z … やり直し

盤面の右クリックメニュー

盤面の何もない場所を右クリックすると、その場でよく使う操作を呼び出せるメニューが開きます。

  • 新規クリップカード / 新規カードケースの作成
  • 指示デッキ・2軸(四象限)背景・コントロール画面の表示切替
  • 背景テーマの選択

このメニューから作るカードは、右クリックした位置を盤面上の座標に変換して、その場所に置かれます。

[画像:盤面を右クリックして開いたメニュー]

コントロールパネルの役割

コントロールパネルは、盤面の設定や表示をまとめて扱う操作盤です。盤面で何も操作していないとき、Tab キーで表示・非表示を切り替えられます(盤面右クリックメニューからも切り替えられます)。

ここでは主に次のことができます。

  • グリッドスナップのON / OFF切替
  • 指示デッキや2軸(四象限)背景の表示切替
  • 1つの回答を1枚にするか複数カードに分けるかの切替
  • カードをドラッグして落とすと削除できる削除エリア
  • 全体表示(■)への切替

コントロールパネルはタブで切り替えられ、上の設定のほかに「議事録」などの機能も表示できます(詳しくは別の章で紹介します)。

覚えておきたい基本ショートカット

まずは、毎日よく使う代表的なショートカットだけ覚えておけば十分です。

キーできること
Tabコントロールパネルの表示切替(盤面アイドル時)
Space指示デッキの表示切替(盤面アイドル時)
N新しいカードを作る
A盤面のカードを全選択
X選択を反転する
Z / Z取り消し / やり直し
Delete / Backspace選択したカード・カードケースを削除(確認あり)

カードケース(収納カード)の基礎

カードが増えて盤面がにぎやかになってきたら、「カードケース」で束ねて整理できます。クリップカードをまとめて収納しておける、引き出しのようなカードです。

しまう・出す

  1. クリップカードを選び、数字キー 09 を押すと、対応するカードケースへ格納されます(0=◎、9=△、18=番号のケース)。
  2. ケースを開くと、しまったカードが扇状に広がって表示されます。
  3. 「ALL IN」を使うと、収納したカードを盤面へ一括で出せます。元の順序・使っていたモデル・プロンプトもそのまま復元されます。
[画像:開いたカードケースからカードが扇状に広がる様子]
03AIに指示する

指示を送る(指示デッキと3つの送信モード)

指示デッキは、AIへの指示を出す「手札置き場」です。ここに並べたカードや入力欄のテキストを、通常・画像生成・エージェントという3つの送信モードで盤面へ送り出します。

指示デッキとは

画面下部の中央に常駐する、指示カードの手札置き場です。盤面(カードを並べる大きなキャンバス)とは別の枠で、プロジェクトのタブを切り替えても内容はそのまま残ります。カードを1枚も置いていないときは、幅が自動でコンパクトに戻ります。

[画像:画面下部の中央に表示された指示デッキ全体。左に切替ボタン、中央に入力欄、右に送信ボタン]

デッキを表示する・隠す

  1. Return(Windowsは CtrlReturn)を押すと、表示と非表示が切り替わります。
  2. 盤面の何も選んでいない状態のときは、Space でも切り替えられます。

デッキの位置と幅

デッキは表示するたびに、使える横幅の中央へ自動で配置されます。右端のハンドルをつまめば手動で幅を変えられ、カードが4枚以上になると内容に合わせて幅が自動的に広がります。

デッキをドラッグして動かす

デッキ全体をつかんで好きな位置へ動かせます。ただし入力欄・ボタン・カードの上からはドラッグが始まらないようになっているので、余白部分をつかんでください。

[画像:2軸表示中にデッキをドラッグしている様子。照準マークと、寄せた方向のラベルが拡大している状態]

デッキ左ボタン:3つのモードを循環

デッキの左側にあるボタンは、下に少し引き下げて離すたびに「カード追加 → モデル選択 → 2軸表示」の3モードを順番に切り替えます(背景の絵柄も切り替わります)。今どのモードかによって、ボタンをクリックしたときの動きが変わります。

モードクリックしたときの動き
カード追加指示カードの選択画面を開く/閉じる
モデル選択モデル選択モーダルを開く
2軸表示四象限の背景を表示する/隠す
[画像:デッキ左ボタンを引き下げてモードを循環させている様子。カード追加/モデル選択/2軸表示の3つの絵柄]

送信ボタン:3つの送信モード

デッキ右側の送信ボタンには、送り方の異なる3つのモードがあります。押した瞬間に何が起きるかがモードごとに変わります。

  • 通常送信 ── テキストでAIカードに回答してもらう、いちばん基本の送り方。
  • 画像生成 ── 選んだ画像生成モデルで絵を作る送り方。
  • エージェント ── AIがツールを自分で操作して作業を進める送り方。

モードを切り替える

送信ボタンを下に少し引き下げて離すたびに「通常送信 → 画像生成 → エージェント」を循環します。切り替えると、ボタンの絵柄・入力欄のプレースホルダ(薄い案内文)・選択中カードのハイライト色がそのモードに合わせて変わります。アプリを再起動すると通常送信に戻ります。

引き下げの段階(ジェスチャ)

操作起きること
少し引き下げて離す次のモードのプレビューが見え、モードが1つ進む(送信はしない)
約1.4秒引き続ける「自動工場」へ昇格。離すと自動工場が起動する
指を離すボタンがバネのように元の位置へ戻る
[画像:送信ボタンを引き下げて「自動工場」へ昇格する途中の状態と、バネで戻る様子]

通常送信のしくみ

通常送信は、そのときの「入力欄の状態」と「何を選んでいるか」で送り先が4通りに分かれます。空欄で送るか、テキストを書いて送るかで動きが変わるのがポイントです。

そのときの状態送られ方
クリップカード選択+デッキカード選択+入力空選んだデッキカードの生成ボタンを一斉にクリック(ゴーストのカードが飛ぶ演出)
クリップカード選択+入力あり選んだカード自身の位置を基準に生成し、元カードの右下へずらして配置
デッキカード選択+入力あり選んだデッキのAIカードへテキストを送信(複数モデルを選んでいればまとめて送信)
入力のみ選択中のすべてのモデルへ直接送信

回答カードの並び方

2軸モードを表示しているときは、すべてのカード・すべてのモデルを「送信ボタンを押した瞬間のデッキ位置」にそろえ、順にずらして配置します。2軸を出していないときは格子状(グリッド)に並びます。生成中は考え中のアニメで枚数を管理し、AIがエラーを返したときはカードにせずモーダルで知らせて打ち切ります。

[画像:通常送信で複数のAIカードが盤面に順番にずれて配置されていく様子]

回答カードの枚数を選ぶ

コントロールパネルのトグルで、1回の回答を「1枚のカードにまとめる」か「複数のカードに分けて出す」かを選べます。用途に合わせて切り替えてください。

送った回答は議事録に残る

AIに送信して得た回答は、盤面にカードとして表示されるだけでなく、すべて「議事録」としても保管されます。コントロールパネルのタブを切り替えると議事録を一覧で見られ、過去のやり取りを後からいつでも見返せます。

議事録の各コメントを盤面へドラッグ&ドロップすると、その内容のクリップカードを作れます。D を押せば、選択中のカードの最新コメントをそのままクリップカード化することもできます。

[画像:コントロールパネルのタブを議事録に切り替え、コメントを盤面へドラッグしてクリップカードを作っている様子]

エージェント送信(AIが自分でツールを動かす)

エージェントモードで送ると、AIが受け取った指示を読み取り、ファイルの読み書きやカード操作などのツールを自分で実行して作業を進めます。すべてのモデルで使え、入力欄のテキストと、選択したデッキカードの本文を1つにまとめて送ります。

画像生成送信

画像生成モードは、通常送信とまったく同じ入力状態を同じ優先順で解釈し、選択中の画像生成モデル1つで絵を作ります。

  • クリップカードを選んでいるとき ── 各カードの本文をもとに画像を作り、そのカードへ埋め込みます(すでにメディアがある場合は差し替え確認が出ます。入力画像として使う編集にも対応します)。
  • デッキ+入力、または入力だけのとき ── 新しいクリップカードに画像を配置します。

自動工場(送信ボタンを長押し)

送信ボタンを約1.4秒引き続けて離すと「自動工場コンポーザー」が起動します。これは、自然な言葉で書いた依頼を「カードのチェーン設計図」に組み立てる機能です。まだβ版のため、実行の前に確認モーダルが表示されます。

デッキと盤面を混ぜずに選ぶ

矩形をドラッグしてカードをまとめて選ぶとき、最初に触れたカードの種類で「盤面」か「デッキ」かが決まり、1回のドラッグでは両方を混ぜて選べないようになっています。どちらを選んでいるかは選択ボックスの色でわかり、盤面は黄色、デッキは水色で表示されます。

連打を防ぎ、順番を守る

このアプリは送信後も入力欄のテキストを残す仕様のため、うっかり続けて押しても二重送信にならないよう、0.6秒の時間差で全モード共通の連打防止がかかります。また、複数の回答が返ってくるときも到着順が入れ替わらないよう、デッキの位置を先に入れたものから順に処理します。送信に失敗したものは、その分だけを自動で取り消します。

04中核機能

2軸モード(四象限)で発想を操る

四象限(2軸)の上で指示デッキを動かすと、その「立ち位置」がそのままAIへの視点の指定になり、同じ問いでも答えの色合いが変わります。この章では、2軸モードの出し方から、位置で答えを操る仕組み、AIによる軸の提案、曲線で連続生成するトラッキングAIまでを扱います。

なぜカードの「位置」で答えが変わるのか

2軸モードは、このアプリの主役となる考え方です。画面に十字の軸を引き、上下左右に「どんな見方をするか」を表す言葉を割り当てます。たとえば上を「マジカル(直感的・跳んだ発想)」、下を「ロジカル(理詰め)」、左を「虫の目(細部を寄って見る)」、右を「鳥の目(全体を俯瞰する)」とします。

この状態で、AIへの指示を出す指示デッキを画面の右上へ寄せてから送信すると、AIは「鳥の目で、直感的に跳んだ視点」で答えます。左下へ寄せれば「虫の目で、理詰めに」答えます。指示文はいっさい変えていないのに、デッキを置いた場所だけで答えの視点が切り替わる——これが2軸モードの核心です。同じお題を四象限のあちこちで送るだけで、発想を四方へ広げられます。

[画像:四象限の軸線と上下左右のラベルが表示された盤面全体、中央下に指示デッキ]

2軸モードを出す・隠す・閉じる

四象限は、いくつもの入口から表示のオン・オフを切り替えられます。よく使うものから覚えていけば十分です。

表示をオン・オフする

  • コントロールパネルの「2軸」トグルボタンを押す。
  • 指示デッキの左ボタンを「2軸」モードに切り替えて、そのボタンをクリックする。
  • 盤面の何もない所を右クリックし、メニューの「2軸表示切替」を選ぶ。

自動で出てくる場面

  • トラッキングAIを使い始めると、四象限が自動でオンになります。
  • プロジェクトファイル(.cdeck)を開くと、そのファイルに保存されていた2軸の表示状態が復元されます。
  • 表示するか隠すかの設定は、アプリを再起動しても覚えています(個人設定として残ります)。

閉じるときの演出

2軸を消すと、四象限の背景が横へスライドしながら消えていき、専用の効果音が鳴ります。軸ラベルや軸線もまとめて片づき、提案のサブデッキやトラッキングAIも同時に閉じられます。

[画像:コントロールパネルの「2軸」トグルボタンと、盤面右クリックメニューの「2軸表示切替」項目]

四象限の見た目とラベルの動的な拡大

四象限は、十字の軸線と上下左右4方向のラベルで描かれます。これらはカードより手前、指示デッキより奥のレイヤーに固定表示され、画面をスクロールしても位置が保たれます。左側にコントロールパネルを開いている時は、その幅ぶんだけ表示位置が自動でずれて重ならないようになっています。上のラベルだけは、タイトルバーのすぐ下に貼り付いて追従します。

寄せた方向のラベルが大きくなる

指示デッキが画面中央にあるときは、4つのラベルはすべて同じ大きさです。デッキを端へ寄せると、寄せた方向のラベルが最大1.5倍まで拡大します(小さくはならず、等倍が下限です)。たとえばデッキを右上へ動かすと「上」と「右」のラベルが大きくなり、「左」「下」は等倍のままです。これは今どの視点が効いているかを見た目で教えてくれる合図です。

  • デッキをドラッグしている最中も、ラベルの拡大がリアルタイムで追従します。
  • デッキを隠したり中央へ戻したりすると、拡大は自動でリセットされます。
  • ラベルをクリックすると、その場で軸の編集モーダルが開きます。
[画像:指示デッキを右上に寄せた状態。「上」「右」ラベルが拡大している様子]

軸のラベルを決める(縦軸・横軸のタイトル編集)

上下左右の4方向に、それぞれ「軸タイトル」と「補助説明」を自由に入力できます。この言葉づかいが、そのままAIへの視点の指定になります。

手動で編集する

  1. 盤面のラベルをクリックして、編集モーダルを開きます。
  2. 上下左右それぞれに、軸タイトルと補助説明を入力します。
  3. 「OK」を押すと盤面のラベルへ即座に反映されます。ESC・キャンセル・背景クリックで閉じれば変更は取り消されます。

初期状態の軸は「上=マジカル/下=ロジカル × 左=虫の目/右=鳥の目」です。まずはこの既定軸で感触をつかみ、自分のテーマに合わせて言葉を差し替えていくのがおすすめです。

お気に入りに登録する(12スロット)

よく使う軸の組み合わせは、12個のスロットに保存しておけます。

  1. 「▼お気に入りに登録」を押して保存モードに入ります。
  2. スロットをクリックすると、いま設定している軸がそのスロットに保存されます(既に中身があるスロットは上書き確認が出ます)。
  3. 保存モードを解除した通常状態では、スロットをクリックすると過去に保存した軸を呼び出せます。
  4. スロットのサムネイルを右クリックすると、そのスロットを削除できます。
[画像:軸ラベル編集モーダル。上下左右の入力欄と、下部にお気に入り12スロット]

【核心】指示デッキの位置が、そのまま視点の指定になる仕組み

ここが2軸モードのいちばん面白いところです。指示デッキを置いた場所は、内部で「視点の指示文」に翻訳され、あなたの送信テキストの前にそっと付け足されます。

位置を「割合」に変換する

まず、指示デッキの中央が画面の中央からどれだけ寄っているかを、上下左右それぞれ0〜100%として計算します(10%刻みに丸められます)。中央にいれば0%、端まで寄せれば100%です。

割合を「言葉の強さ」に変換する

次に、勝っている側の極(たとえば上と下なら、より寄っている方)を主語にして、寄りの強さを言葉に変えます。強くなるほど表現もはっきりしていきます。

寄りの強さ視点の言い回し
60%やや〜寄りの視点
70%明確に〜寄りの視点
80%強く〜寄りの視点
90%極端に〜寄りの視点
100%完全に〜寄りの視点

視点は「『A』⇔『B』のスペクトル上で、○○寄りの視点」という書き方+補助説明で内側に取り込まれます。AとBを並べて書くと「両方について答えてほしい」と誤解されやすいため、あえてその並列書式は避けられています。ちょうど50:50の軸はヒントを省き、両方の軸とも中立なら前置き自体を付けません。

通常帯と極端帯(創造フロンティア)

視点の「地に足のつけ方」は、寄りの強さで段階的に切り替わります。

  • 通常帯(ゆるい寄り):詩的に具体を語る視点。落ち着いて具体的に発想を広げます。
  • 極端帯(90%以上=創造フロンティア):大胆な発想や比喩を解禁しつつ、最後はきちんと具体へ着地させる視点。端まで攻めるほど、飛躍を許した答えになります。

視点が付くのは「デッキから送ったとき」だけ

この視点プレフィックスが付くのは、指示デッキ上のボタンから送信したときだけです。盤面のカードから直接送ったものには付かず、そのまま素通しになります。

  • クリップを選んでデッキ送信するときは、デッキではなく選んだカード自身の座標を基準に視点が組み立てられます。
  • 2軸オンの状態で送信すると、デッキの中央から波紋のような演出が広がり、効果音が鳴ります。
[画像:2軸オンで送信した瞬間、指示デッキ中央から広がる波紋の演出]

AIに「新しい2軸を提案」してもらう(性格の違う3案)

どんな軸を引けばいいか迷ったら、AIに軸そのものを提案してもらえます。性格の異なる3つの案が、常に①②③の順で横並びに表示されます。

提案を呼び出す

  • 指示デッキ上の「カード操作」サブデッキから呼び出します(左=トラッキングAI/中=2軸を提案/右=カードを再配置。この3つは同時に1つだけ動きます)。
  • メニュー、またはショートカットからも呼べます。=線を描く、=2軸を提案、=再配置です。

3つの案の性格と使い分け

ねらいこんなときに
①盤面全体にマッピング4象限に均等にカードが散る軸今ある発想を整理して見渡したいとき
②2点間のギャップ現状→理想を映し出す軸現在地と目標の差を見たいとき
③空白地帯の発見1つの象限がくっきり空く軸(最も手薄な象限を名指しで提示)誰もやっていない空白を狙いたいとき

3案には十字のプレビューが付き、「選択→決定」の2段階で盤面へ適用します。いきなり適用されず、必ず一度プレビューで確かめられます。

状況に合わせて作り方が変わる

提案は、盤面の状態や使っているモデルに応じて賢く作り分けられます。

  • カードがある+高性能モデル:内部で5案を作り、そこから良い3案を選抜します。
  • カード0枚+デッキ入力欄にテキストあり:そのテキストを手がかりに直接3案を作ります(このときボタンが青緑にパルスして誘導します)。
  • ローカル/軽量モデル:簡易版で1回だけ提示します。
  • カードもテキストも無い:確認のうえ、既定の2軸を適用します。
[画像:性格の違う3案(①②③)が十字プレビュー付きで横並びに表示された提案画面]

「③空白地帯」を作るプロメソッド・パイプライン

3案のうち③(空白地帯の発見)は、プロが軸を作るときの手順を、AIと自動処理で再現した特別な仕組みで導かれます。ねらいは、ひとつの象限がぽっかり空く軸——つまり「まだ誰も踏んでいない領域」を見つけ出すことです。

どうやって空白を作るのか

次のような多段の工程を経て、空きの出る軸を組み立てます。

  1. お題から主語・動詞を抜き出します。
  2. そこに関わる修飾語を広げます。
  3. 意味的に遠い言葉へと転位させます(ありきたりから離れます)。
  4. 意味の重心で二分し、軸として命名します。

さらに、実際に盤面のカードをこの軸で採点してみて、空きが出ない案は不採用にします。理屈だけでなく、盤面での効き目を確かめてから提示する仕組みです。

今の軸でカードを再配置する

すでに盤面に並んだカードを、いま設定している軸に沿って一気に並べ替えられます。散らばったカードを四象限に整理したいときに便利です。

使える条件と流れ

  • 4つのラベルすべてが設定され、カードが1枚以上あると実行できます。
  • AIが各カードを相対ランキングで採点し、盤面のカードをまとめて四象限へ配置します。
  • うまく採点できなかった場合も、機械的に4象限へ振り分けて最後までやり切ります。

スコアは盤面の座標に変換されます(右=プラス、上=プラスの数学座標寄せ)。同じ位置に重なるカードは自動でずらして避け、並べ替えはまとめて取り消せます。

[画像:バラバラだったカードが、再配置後に四象限へきれいに振り分けられた盤面]

トラッキングAI(曲線を描いて連続生成)

トラッキングAIは、盤面に曲線を1本描くと、その線上を進みながら位置ごとに視点を変えて、回答カードを連続的に生み出す機能です。1回の指示で、視点の異なるカードの連なりが一気に作れます。

起動と2軸の連携

  1. カード操作サブデッキの左ボタンでトラッキングAIを開始します。
  2. 2軸がまだ出ていなければ、自動でオンになります。
  3. 盤面に曲線を描きます。曲線上の各ドットの座標に応じて、それぞれ違う視点プレフィックスで回答カードが生成されます。

トラッキングAIが動いている間は、「2軸を提案」「再配置」ボタンは使えません(3つのうち1つだけが動く決まりです)。

直列モードと並列モード

  • 直列モード:前の段の物語を引き継いで、一歩ずつ前進しながら生成します。
  • 並列モード:各点を独立に生成します。
  • 始点を「いま」、終点を「ゴール」として象限を確定すれば、ゴールから逆算するバックキャスト計画にも使えます。
[画像:四象限上に描いた曲線と、その線に沿って連続生成された回答カードの列]
05整理・深掘り

カードを深める・整理する

クリップカードは、あなたの言葉やAIの答えを書き留める盤面の基本カードです。この章では、カードを拡大して深く読み書きし、色や大きさで整え、収納やマトリックス・マインドマップでまとめ直す方法を紹介します。

クリップカードとは

クリップカードは、盤面に置く最も基本的なカードです。中央の編集エリアに自分でメモを書き込むこともできますし、AIの答えがこのカードとして盤面に現れることもあります。本文の1行目は自動的にカードのタイトルになるので、書き出しの一言を工夫すると一覧で見分けやすくなります。

本文が長くてカードに収まりきらないときは、下に▼マークが出て「まだ続きがあります」と教えてくれます。HTMLなどの実行できるコードを書いた場合は、それを見分けて実行用の表示に自動で切り替わります。

[画像:本文と自動タイトル、下部の▼インジケーターが見えるクリップカード1枚]

クリップカードを拡大して深める

カードのままでは文章が読みづらいときは、クリップカードをダブルクリックすると全画面に拡大表示され、ゆったり読み書きできます。中身が文章だけか、画像・動画付きかで見え方が変わります。

拡大して開く

  1. 深めたいクリップカードのテキスト欄や吹き出しをダブルクリックします。
  2. その1枚が全画面に拡大表示されます。
  3. 読み書きが終わったら閉じます。本文を書き換えていれば、閉じるときに保存の確認が出ます。

拡大画面でできること

拡大した画面では、じっくり読むだけでなく、次の操作ができます。

  • 編集:本文をその場で書き換えられます。
  • 分割:分割線を引いて、その位置でカードを複数に切り分けられます。1枚目は元のカードがそのまま書き換わり、2枚目以降が新しいカードとして生まれます。
  • コピー:本文の内容をコピーして、ほかの場所に貼り付けられます。
  • テキストとして書き出し:本文をテキスト(テキスト出力)としてファイルに書き出せます。

拡大表示のまま前後のカードへ送れば、続けて読み書きを進められます。

[画像:全画面に拡大したクリップカードと、編集・分割・コピー・書き出しの操作]

画像・動画付きカードの拡大

メディアが付いたカードを拡大すると、左に画像や動画、右に文章という横並びで表示されます。メディア部分をクリックすると、さらに全画面のズーム表示に切り替わります。前後のカードへ送れるので、複数の結果を続けて見比べられます。

[画像:左にメディア・右にテキストが並ぶメディアカードの拡大表示]

ファイルを盤面にドロップしてカード化する

手元のファイルを盤面の空いた場所にドラッグ&ドロップすると、そのままクリップカードになります。資料を素早く盤面へ取り込みたいときに便利です。

  • テキストファイル(txt)やMarkdownファイル(md)などの文章ファイルは、中の文章がカードの本文に取り込まれます。
  • 画像や動画のファイルは、メディア付きのクリップカードになります。
[画像:ファイルを盤面の空きスペースにドラッグしてクリップカードが生まれる様子]

ファイルや文章をドロップして書き足す

すでにあるカードには、外から文章やファイルを放り込んで本文に追記できます。次のものをカードの上にドラッグして落とすだけです。

  • 別のカードの吹き出しや、選択したテキスト
  • テキストファイル(txt)、Markdownファイル(md)
  • PDFファイル(中の文章を自動で読み取って追記します)

落とした先に別のカードが重なっているときは、ぶつからないよう自動で右下にずらして置かれます。

[画像:PDFファイルをクリップカードへドラッグしている様子]

色を変えて仕分ける

クリップカードは6色に塗り分けられます。テーマや役割ごとに色を決めておくと、盤面が一目で整理できます。

  1. 色を変えたいカードを選びます(複数選んでおけば一括で塗れます)。
  2. カードを右クリックしてカラーメニューを開きます。
  3. ピンク/パープル/オレンジ/ブルー/グリーン/グレーの6色から選びます。

選んだ色はカードに記憶され、保存しても残ります。

[画像:右クリックで開いた6色カラーパレット]

大きさを変える

クリップカードの右下の角をつまんでドラッグすると、カードを拡大・縮小できます。小さくできる下限は元の既定サイズ、大きくできる上限は画面の90%までです。複数のカードを選んでいれば、まとめて同じ比率でリサイズされます。カード内の画像や動画も、カードの倍率に合わせて比例して大きくなります。

カードを分割する

長くなったカードは、複数の小さなカードに分けられます。分け方は2通りあります。

まとめて一斉に分割する

コントロールパネルの分割機能を使うと、選んだカードの本文を区切りごとに切り分け、複数のカードへ一気に展開できます。

拡大画面で行ごとに分割する

クリップの拡大表示では、分割線を引いてその位置で切り分けられます。1枚目は元のカードがそのまま書き換わり、2枚目以降が新しいカードとして生まれます。

[画像:拡大画面で分割線を引いてカードを切り分ける様子]

複製・コピー&ペースト

カードはアプリ内のクリップボードで、文章・色・メディアをまとめて持ち運べます。

  • Option を押しながらドラッグすると、その場で複製できます(少し右下にずれて置かれます)。
  • A で盤面のカードを全選択します(グループに入っていないカードが対象です)。
  • C でコピー、X で切り取り、V で貼り付けます。
  • D で、選んだカードの最新コメントを新しいクリップカードへ書き写します。

カードケースにまとめて収納する

カードが増えて盤面が混み合ってきたら、カードケースに束ねて片付けられます。ケースは、クリップカードをしまう「引き出し」のようなカードです。

しまう

収納したいクリップカードを選び、数字キーを押すとそのケースへ格納されます。キーごとに行き先が決まっています。

押すキー格納先のケース
0◎のケース
9△のケース
18番号のケース

取り出す

ケースを開くと、しまったカードが扇状に広がって中身を確認できます。ALL IN を使うと、盤面へ一括で戻せます。このとき、元の並び順・使ったモデル・プロンプトもそのまま復元されます。

不要になったカードやケースは、選んで Delete または Backspace で削除できます(確認が出ます)。

[画像:開いて扇状に展開したカードケース]

マトリックスで表に並べる

複数のクリップカードを、行×列の表(グリッド)に並べ替えて整理できます。T で開きます。

  • 行と列に見出し(ヘッダ)を付けて、カードを縦横に整理できます。
  • 行と列が交わるセルには、その組み合わせに合った文章をAIに生成させられます。すでに文章があるセルは改善し、空のセルは新しく書き起こします。
  • 日付を扱うセルでは、カレンダーから選べます。

表の上で編集した内容は、盤面のカードへ反映できます。

[画像:行と列のヘッダ、交差セルが並ぶマトリックス画面]

マインドマップで関係を描く

カードどうしのつながりを、放射状のマインドマップとして可視化できます。Y で送ります。

最初の作り方は2択

初めて作るときは、2つの作り方から選べます。

  • ツリー:盤面のカードの置かれ方から、位置関係を推測してつなぎます。
  • グラフ:AIがカードの中身を読み取り、意味のつながりを見つけて結びます。

ノードを編集する

マップ上の各ノード(要素)は自由にいじれます。追加・編集・中心の設定・折り畳み・削除、つながり(リンク)の切断ができ、放射状(ラジアル)とツリーのレイアウトを切り替えられます。

盤面に戻す

「カードに反映」を押すと、マップを閉じずに、編集した結果だけを盤面へ差分で反映できます。何も編集していないときは、閉じる際の確認が省かれます。

[画像:中心ノードから放射状に広がるマインドマップ]
06モデル

AIモデルを選ぶ

ProAI Studioは、複数のAIモデルを1つの画面から使い分けられます。この章では、モデルの選び方と、テキスト・画像それぞれの設定、そして安全にクラウドへ送るしくみを説明します。

対応しているAIモデル

ProAI Studioは、さまざまなAIモデルに対応しています。カードごと・送信ごとに、好きなモデルを選んで使い分けられます。おもな系統は次のとおりです。

  • Claude(Anthropic)
  • GPT(OpenAI)
  • Gemini(Google)
  • Grok(xAI)
  • ローカルLLM(オープンソースのモデルを自分のパソコンの中で動かすもの)

選んだモデルに応じて、送信先の会社は自動で振り分けられます。どこに送るかを意識する必要はありません。

これらをすべて揃える必要はありません。使いたいモデルだけを選んで使えます。たとえば、APIキーを1つの会社ぶんだけ入れてその会社のモデルで使う、あるいはクラウドを一切使わずローカルLLMだけで使う、といった使い方もできます。ご自身の環境や目的に合わせて、必要なものだけを用意してください。

[画像:複数の系統のモデルが並んだモデル選択画面の全体]

モデル選択モーダルで選ぶ

使うモデルは「モデル選択モーダル」で決めます。この画面は、テキスト用と画像生成用が上下で分かれています。

開き方

  1. キーボードの M を押すと、モデル選択モーダルが開きます。
  2. 指示デッキの左ボタンを「モデル選択」モードにしてクリックしても、同じ画面が開きます。

テキストモデル(上段)=複数選べる

上段のテキストモデルは複数選択できます。選んだモデルの数だけ、1回の送信で回答カードが生まれます。たとえばClaudeとGPTとGeminiの3つを選んで送れば、同じ質問への3社の答えを横並びで見比べられます。

画像生成モデル(下段)=1つだけ

下段の画像生成モデルは1つだけ選ぶ方式です。画像はテキストと違い、選んだ1モデルで生成します。

モデルはカテゴリ(会社)ごとに、性能順に並んでいます。それぞれにアイコンと、コストの目安を示すゲージが付きます(画像モデルは、コストの代わりに後述の画質スライダーが付きます)。

[画像:上段にテキストモデル(複数選択)、下段に画像生成モデル(単一選択)が分かれたモーダル]

2026年7月時点のラインナップ

各系統で対応しているモデルの一覧です。ラインナップは随時更新されます。ここにあるすべてを使う必要はなく、あくまで選択肢としてご覧ください。

系統テキストモデル画像生成モデル
GPT(OpenAI)gpt-5.6 Luna / Terra / Solgpt-image-2
Claude(Anthropic)Claude Haiku 4.5 / Sonnet 5 / Opus 4.8
Gemini(Google)Gemini 3 Flash Lite / Flash Grounding / HighNano Banana 2 Lite / Imagen 4
Grok(xAI)Grok 4.3 / 4.3 ReasoningGrok Imagine
ローカル(OSS)gemma4:12b / qwen3.5:9b

画像生成の画質とi2i(画像から画像)

画像生成モデルには、画質を選ぶスライダーが付いています。

モデル選べる画質
gpt-image-2低 / 中 / 高
Imagen 4512 / 1K / 2K / 4K

画質を上げるほど仕上がりは高精細になりますが、そのぶん生成に時間がかかります。設定はモデルごとに記憶されます。画質が固定のモデルでは、スライダーはグレーアウトして操作できません。

i2i(手持ちの画像をもとに描く)

入力に画像を渡すと、その画像をもとに描き直す「編集モード」に対応するモデルがあります。

  • gpt-image-2Geminiの画像2モデル(Nano Banana 2 Lite・Imagen 4):入力画像ありで編集モードに対応
  • Grok Imagine:画像入力には対応していません(テキストからの生成のみ)
[画像:画像生成モデルに付いた画質スライダーと、入力画像を使うi2iの様子]

ローカルLLM(通信なしで動かす)

ローカルLLMは、自分のパソコンの中だけでAIを動かすしくみです。外部と通信をしないため、入力した内容が外に出ていく心配がありません。クラウドのAPIキーを一切持たず、このローカルLLMだけで使うこともできます。

  • アプリ内で直接動くため、途中のネットワーク通信が発生しません(盗み見ができない構造です)。
  • モデルごとに、開発元が推奨する設定値をそのまま使って動かします。

ダウンロードして使う

ローカルモデルは、初回にダウンロードが必要です。モデル選択モーダルで未ダウンロードのモデルを選ぶと、サイズ・説明・ダウンロードボタンが表示されます。

  1. 使いたいローカルモデルのタイルを選びます。
  2. 表示されたダウンロードUIから、ダウンロードを開始します。
  3. ダウンロードが終わると、そのまま送信に使えるようになります。
[画像:未ダウンロードのローカルモデルに表示される、サイズ・説明・ダウンロードボタン]

APIキーとクラウド送信の同意

Claude・GPT・Gemini・GrokのようなクラウドのAIを使うには、各社のAPIキーが必要です。すべての会社ぶんを揃える必要はなく、使いたい会社のキーだけを用意すれば、その会社のモデルが使えるようになります。

  • 同梱キー:アプリに用意されたキーがあれば、それが優先して使われます。
  • 持ち込みキー(BYOK):同梱キーが無い場合は、利用者が自分で用意したキーが使われます。

クラウドへ送る前の同意ゲート

クラウドのAIへ内容を送る直前に、第三者への送信について確認する同意画面が表示されます。ここで同意すると送信され、拒否すると送信は中止されます。ローカルLLMは外部に送らないため、この確認の対象外です。

[画像:クラウドAIへの送信直前に表示される第三者送信の同意モーダル]
07指示カード

指示カードを使う

指示カードは、発想法や文章加工、翻訳、演出といった「AIへの依頼テンプレート」をワンタップで呼び出せる手札です。この章では、カード選択画面からの呼び出し方、そろっているカテゴリの種類、自分だけのプロンプトを貯めておけるユーザーカード、盤面のクリップカードを指示カードとして使う方法、NFCカードをかざしての自動起動までを説明します。

指示カードとは

指示カードは、「オズボーンのチェックリストで発想を広げて」「この文章を怖い雰囲気に書き換えて」といった、よく使うAIへの依頼をあらかじめ用意しておいたカードです。自分で長い指示文を毎回打ち込まなくても、目的に合ったカードを選んで呼び出すだけで、そのカードがAIへの指示を持って盤面に現れます。

カードには発想法・視点・文章加工・画像生成・翻訳・演出など多くの種類があり、それぞれにキャラクターの絵が付いているので、絵柄でも見分けられます。

[画像:キャラクター絵の付いた指示カードが盤面に並んでいる様子]

カード選択画面を開く

指示カードは「カード選択画面」から呼び出します。開き方は次のとおりです。

  1. 画面下部の指示デッキの左ボタンを下に引き下げてリリースし、絵柄を「カード」モードに切り替えます。その状態で左ボタンをクリックすると、カード選択画面が開いたり閉じたりします。
  2. キーボードなら H でも同じように開閉できます。
[画像:カテゴリ行が縦に並んだカード選択画面の全体]

指示カード選択画面の使い方

カード選択画面は、カテゴリごとの「行」が縦に並んだ構成です。各行は、左端に「全員投入ボタン」、その右にそのカテゴリのタイル(カード)が並びます。行の並び順はカテゴリごとに固定されています。

1枚ずつ投入する

  1. 使いたいカードのタイルをクリックすると、そのカードが指示デッキに投入されます。
  2. 使用中のカードのタイルは薄く表示されます。薄いタイルをもう一度クリックすると、そのカードを引っ込めて手札から戻せます。

カテゴリをまとめて投入する

行の左端にある全員投入ボタンを押すと、そのカテゴリのカードをまとめて指示デッキに投入できます。似た系統のカードを一度に手札へそろえたいときに便利です。

よく使うカードをお気に入りに登録する

よく使うカードは「お気に入り」に登録できます。お気に入りにしておくと、毎回カテゴリを探さなくても、決まった手札をすぐに呼び出せます。

[画像:全員投入ボタンと、薄く表示された使用中タイル、お気に入り登録の様子]

どんなカードがあるか(カテゴリ体系)

指示カードは、目的別のカテゴリにまとまっています。稼働中の代表的なカテゴリは次のとおりです。

系統代表的なカードの例できること
発想を広げる・深めるオズボーン/スキャンパー/シックスハット/二項対立/ニーズを探るアイデア出しや、多角的にテーマを検討する
視点を借りる専門的な視点/批判的な視点/コピーライターある立場になりきった意見や指摘をもらう
点検・仕上げ内容チェック/マスタリング文章を確認したり、磨き上げたりする
変換・翻訳テキスト加工/翻訳文章を書き換えたり、別の言語にしたりする
画像画像生成題材を絵として描き起こす
演出エモくする/怖くする文章のトーンや雰囲気を変える

ユーザーカード ― 自分だけのプロンプト図書館

自分でよく使う依頼文は、「ユーザーカード」として登録しておけます。ユーザーカードは、あなただけのプロンプトを貯めておく“図書館”のような役割を持つ機能で、一度作っておけば必要なときに何度でも呼び出せます。定番の依頼を自分専用のカードとして育てられる、指示カードのなかでも中心的な仕組みです。

ユーザーカードはお使いのデバイスに保存されます。そのため、プロジェクトをまたいで共通して使えます。あるプロジェクトで作ったカードを、別のプロジェクトでもそのまま呼び出せます。

よく使ったユーザーカードには、使った回数に応じて★マークが付きます。★の付いたカードを見れば、自分の「頼れる定番」がひと目で分かります。

登録・編集の流れ

ユーザーカードのタイルには鉛筆の編集ボタンが付いています。ボタンを押すと編集画面が開き、カードのタイトルとAIへ渡す指示文を書き換えて保存できます。自分の使い方に合わせて、何度でも育て直せます。

新しいユーザーカードは、盤面のクリップカードから作ることもできます。詳しくは次の「クリップカードを指示カードとして使う」をご覧ください。

[画像:鉛筆の編集ボタンと★マークが付いたユーザーカードのタイル]
[画像:ユーザーカードのタイトルと指示文を入力する編集画面]

クリップカードを指示カードとして使う

盤面にあるクリップカードは、指示カードとしても使えます。使いたいクリップカードを指示デッキに登録すると、そのカードの中身がAIへの指示として扱われ、ほかの指示カードと同じように送信できます。

そのセッションだけ一時的に使う

クリップカードを指示デッキに登録しただけの状態では、そのカードは今のセッションのあいだだけ一時的に使える指示カードになります。思いついた使い捨ての指示を、その場で試したいときに向いています。

ユーザーカードとして恒久的に残す

指示デッキ上にしばらく置いたまま待ってから登録すると、そのクリップカードは恒久的な「ユーザーカード」として保存されます。こうしておけば、セッションを閉じても、別のプロジェクトからでも繰り返し呼び出せます。

[画像:盤面のクリップカードを指示デッキへ登録している様子]

NFCカードをかざして操作を自動化する

ProAI Studioでは、一連の画面操作を「シナリオ」としてまとめておき、それを自動で順番に実行させることができます。シナリオでは、カードの作成・選択、チームやグループ化、送信、背景テーマの設定、2軸の設定などをまとめて動かせます。

このシナリオをNFCカードに割り当てておくと、対応するNFCカードをかざすだけで、その一連の操作が一気に起動します。決まった段取りを毎回手で並べる代わりに、カード1枚で呼び出せる仕組みです。

[画像:NFCカードをかざして一連の操作が自動で始まる様子]
08分析

分析して、まとめる

この章では、盤面に並んだカード群をまとめて構造化・分析し、そのまま資料として書き出すための道具立てを紹介します。定番のビジネスフレームワークでの整理から、散らばった議論を1本の文書に集約するまとめ、複数カードを物語としてつないでさまざまな形式へ書き出す連結まで揃っています。

フレームワーク分析 ― 3C/SWOT/クロスSWOTを自動で並べる

事業や企画を、定番のビジネスフレームワークで一気に整理する機能です。AIがフレームワークの各枠に入る内容を生成し、システムが座標を自動計算して盤面へカードとして配置します。頭の中を素早く型に落とし込みたいときに便利です。

3つの型と色

フレームワーク背景テーマの色四象限(2軸)背景
3Cブルー使わない
SWOTグリーン自動で表示(軸ラベルも自動設定)
クロスSWOTオレンジ四象限に配置(既存カードと重ならないよう調整)

種別は背景テーマの色で判定されます。配置されたカードは種別ごとの色で着色され、本文は「【象限ラベル】タイトル+詳細戦略」の形でまとまります。

呼び出し方

  1. カード選択画面の「ビジネスフレームワーク」セクションを開きます。ここには指示カードそっくりのタイルとしてフレームワークが並んでいます。
  2. 使いたいフレームワークのタイルをクリックして召喚します。もう一度クリックすると呼び戻せます。ALL INで一括召喚も可能です。
  3. 実行すると、タイトルバーが青と緑に切り替わりながらスキャン演出が走り、盤面にカードが並びます。
[画像:SWOTの4象限に自動配置されたカード群]

AI議論まとめ ― 盤面の議論を1本の文書に

盤面に散らばったカードの議論を、AIが1つのまとめ文書に集約します。会議やブレストで増えたカードを、そのまま報告資料へ落とし込みたいときに使います。

  • まとめた内容はプレビューで確認できます。
  • そのままPowerPointまたはWordへ書き出せます。

コメント連結 ― 複数カードを物語としてつなぐ

複数のカードの最新コメントを、物語的につなぎ・要約する機能です。バラバラの回答を1つの読み物・ストーリーとしてまとめ、さまざまな形式で書き出したいときに使います。盤面を選んでいるときは U でも呼び出せます。

書き出せる形式

Word、PowerPoint、テキスト、PDF、Markdown、絵コンテ、EPUBに対応します。EPUBは表紙の生成と、開き方向の設定(縦書きの右開き/横書きの左開き)にも対応しています。

[画像:コメント連結の書き出し形式(Word/EPUB/絵コンテなど)の選択画面]
09自動化

自動化する(自動工場とエージェント)

この章では、依頼を自動でカードの流れに組み立てる「自動工場」と、ファイルの読み書きやカード操作といった作業そのものをAIに実行させる「エージェント」を扱います。段取りを自分で考えなくても、AIが手を動かして仕事を進めてくれます。

自動工場コンポーザー(依頼を作業の流れに組み立てる)

送信ボタンを長押しすると、入力欄に書いた自然言語の依頼を、AIが「カードのチェーン(連鎖)設計図」へ自動で組み立てます。まだβ版のため、組み立ての前に確認モーダルが表示されます。

[画像:指示デッキの入力欄に依頼を書き、送信ボタンを長押ししている様子]

組み立てさせる

  1. 指示デッキの入力欄に、やりたいこと(依頼)を書きます。
  2. 送信ボタンを下に引き下げたまま、約1.4秒待ちます。少しだけ引くと送信モードのプレビューになりますが、長く引き続けると「自動工場」へ昇格します。手を離すとバネのように戻ります。
  3. 指を離すと確認モーダルが表示されます。進めると組み立てが始まります(数十秒かかります)。
  4. できあがると、盤面にカードのチェーンが並びます。この時点ではまだ実行されず、動き出しを待っている状態です。
[画像:自動工場が組み立てたカードのチェーンが盤面に並んだ様子]

組んだ流れを動かす(リレー実行)

自動工場で組んだカードは、ひとつのグループとして盤面に配置されます。勝手には動き出さず、実行を始めると座標の順(左上から)に1枚ずつ直列で処理されていきます。

実行を始める

  1. グループの先頭カードの左上に、丸い「実行開始」ボタンが表示されます。これを押すと動き出します。
  2. 指示デッキからの一斉送信でも起動できます。
[画像:グループ先頭カードの左上にある丸い実行開始ボタン]

カードからカードへ何を渡すか(3つの型)

リレーには、次のカードへ何を引き継ぐかで3種類の渡し方があります。

次のカードへ渡すもの向いている場面
雪だるま式(既定)これまでの履歴をすべて積み上げて渡す検討や議論を積み重ねていきたいとき
バルブ(記憶リセット)参考の履歴を捨て、直前の結果だけを渡す視点を切り替えたい・とらえ直したいとき
パススルー(コード実行)コード中の変数をリレーの内容で置き換えて実行HTMLコードなどを流し込んで動かすとき

最終カードまで進むと、結果が1枚のクリップカードとして残り、グループは解散します。

エージェント(本文の指示で作業を直接実行)

エージェントは、AIが文章で答えるだけでなく、ファイルの読み書きやカードの操作といった「作業そのもの」を実行してくれるモードです。すべてのモデルで使えます。

起動する

次の4つの入口があります。

  • 送信ボタンを「エージェント」モードに切り替えて送信(送信ボタンを引き下げて離すたびに、通常送信 → 画像生成 → エージェント と切り替わります)
  • カード上の実行ボタン
  • 2軸の「2軸を提案」「カードを再配置」
  • 自動工場の長押し

送信時は、入力欄のテキストと、選択したデッキカードの本文を結び付けて送ります。

できること(道具の一覧)

  • ファイル操作:PDF・Word・PowerPoint・Excelの読み取りと書き込み、フォルダの選択
  • カード操作:一覧の取得・作成・編集・移動・色変更・カード間の送信・画像生成
  • カードケース操作:格納・取り出し・排出・タイトル設定
  • 書き出し:Word/PDF/PowerPoint/Excel/CSV
  • 議事録の取得・カード化・書き出し
  • 2軸まわりの内部操作(配置や候補の提示など)
[画像:エージェントがファイルを読み込みカードを作成している実行中の様子]

進捗の表示と途中での中断

自動化の実行中は、画面上部のタイトルバーで進み具合が分かります。

  • 道具を実行するたびに、「ステップN/M」と絵文字付きの道具名が表示されます。
  • エージェント・2軸提案・再配置・トラッキングAI・フレームワーク分析の実行中は、タイトルバーの下地が青⇄緑のグラデーションに変わります。
[画像:タイトルバーに「ステップ2/5」などの進捗が表示された様子]

途中で止める

Esc を押すと、いつでも中断できます。複数の止めどころが用意されているので、確実に停止します。

10保存・書き出し

保存・書き出し・読み込み

この章では、作った盤面をプロジェクトとして保存し、成果をWordやPDFなどの書類に書き出し、外部のファイルを盤面へ取り込む方法を説明します。

プロジェクトを丸ごと保存する(.cdeck)

盤面のカード、配置、色、貼り付けた画像や動画、2軸の状態まで、作業ぶん全体をひとつのファイルとして保存できます。この形式が .cdeck(プロジェクトファイル)です。次に開いたときは、閉じたときの盤面がそのまま戻ります。

[画像:保存ダイアログで .cdeck ファイル名を入力している様子]

別名で保存する・上書きする

  1. メニューから保存を選ぶと、初めての保存では名前を付けて保存できます。
  2. 一度保存したプロジェクトは、同じ操作で上書き保存されます。
  3. 別のファイルとして取っておきたいときは「別名で保存」を選びます。

プロジェクトを開く(読み込み)

.cdeck ファイルは、いくつかの方法で開けます。

  • メニューの読み込みからファイルを選ぶ
  • ファイルを盤面へドラッグ&ドロップする
  • ファイルをダブルクリックしてアプリで開く

複数のプロジェクトをまとめて開く

.cdeck ファイルを複数まとめてドロップすると、それぞれが別々のタブとして順番に開きます。すでに開いているファイルを重ねてドロップしても、二重に開かず既存のタブが使われます。

[画像:複数の .cdeck をドロップして別タブで開いた状態のタブバー]

クリップカードだけを書き出す・読み込む(.clipcard)

プロジェクト全体ではなく、選んだクリップカードだけを持ち出したいときは .clipcard 形式を使います。カードの本文・色・貼り付けたメディアを1つのファイルにまとめられるので、別のプロジェクトへ渡したり、素材として使い回したりできます。

  • 選択したクリップカードを .clipcard として書き出す
  • .clipcard を読み込んで盤面へ取り込む
  • カードに入っている画像を、画像ファイルそのものとして書き出す

書類として書き出す(Word・PDF・PowerPointなど)

盤面での作業成果は、そのまま配れる書類ファイルとして書き出せます。用途に合わせて幅広い形式に対応しています。

形式主な使いどころ
Word(.docx)見出しや画像付きの2カラム文書として整形
PowerPoint(.pptx)プレゼン資料としてまとめる
PDF絵コンテやコメント連結を配布用に固める
Excel(.xlsx)/CSV表計算やデータとして扱う
テキスト/Markdown/HTML軽量なテキスト、Web向けの書き出し
EPUB電子書籍として読める形にする
[画像:書き出し形式を選ぶメニュー(Word/PDF/PowerPoint などが並ぶ)]

どこから書き出せるか

書き出しは、成果をまとめる各機能から呼び出せます。おもな入口は次のとおりです。

  • 議事録まとめ
  • コメント連結(Word・PowerPoint・テキスト・PDF・Markdown・絵コンテ・EPUB の7形式に対応)
  • AI議論まとめ
  • コード実行画面
  • エージェントによる書き出し

EPUB は開き方向と縦書きを選べる

電子書籍(EPUB)として書き出すときは、本の開き方向を選べます。日本語の本らしい「右開き・縦書き」と、横組みの「左開き・横書き」に対応しています。

[画像:EPUB書き出しで開き方向(右開き縦書き/左開き横書き)を選ぶ画面]

外部のファイルを盤面に取り込む(インポート)

手元の資料を盤面に持ち込んで、そのまま素材として使えます。

フォルダをまとめて読み込む

I でフォルダを読み込むと、フォルダ内の1ファイルにつき1枚のクリップカードを作り、格子状に並べて配置します。テキスト・画像・動画・PDF・.clipcard に対応しています。

[画像:フォルダ読み込みで多数のファイルが1ファイル1カードとして格子配置された盤面]

PDFはどこに落としても文字を取り込む

PDFは4つの落とし先に対応し、いずれもテキストを自動で抜き出して取り込みます。

  • 送信欄へドロップ
  • 盤面へドロップ
  • フォルダ読み込み経由
  • カード本文へドロップして追記

画像・メディア・テキストの取り込み

画像や動画、.clipcard、テキストファイルもそのまま取り込めます。テキストは文字コード(文字化けの原因になる保存方式の違い)を自動で判定して読み込むので、古いファイルでも崩れにくくなっています。

保存・書き出しの解放について(無料版)

無料版では、保存や書き出しの機能は買い切りの購入で解放される仕組みです。使おうとすると、購入・復元・閉じるを選べる案内が表示されます。

動画編集ソフトへの書き出し(予定)

動画編集ソフト向けの書き出し(.fcpxml 形式)は、現在は計画のみで、これから提供する予定の機能です。将来の動画モデル連携を前提に検討が進められています。

11使いこなし

使いこなしのヒントとショートカット一覧

この章では、複数プロジェクトのタブ、カード本文の検索と置換、背景・カードテーマ、浮遊窓、サウンド、言語といった土台の使いこなしと、すべてのキーボードショートカットをまとめて確認できます。

複数プロジェクトをタブで切り替える

ProAI Studioは、1つのウィンドウの中に複数のプロジェクトをタブとして並べて持てます。タブはタイトルバーの帯に表示され、クリックするだけで別のプロジェクトへ切り替わります。切り替えても、開いていないタブの盤面はそのまま退避されているので、内容が消える心配はありません。

[画像:タイトルバーの帯に複数のプロジェクトタブが並んでいる様子]

タブを作る・巡回する・閉じる

  1. 新しいプロジェクトのタブを作るには N を押します。
  2. 前後のタブへ順に移りたいときは を使います。
  3. いま開いているタブを閉じるには W を押します。保存していない変更があるときは、閉じる前に確認が出ます。

検索と置換

盤面に散らばったカードの本文を検索して、目的のカードを素早く見つけられます。さらに、見つかった語句をまとめて別の語句へ置き換える一括置換もできます。検索と置換の対象は、クリップカード・指示カード・ユーザーカード・議事録にまで及ぶので、盤面じゅうの文言を横断してたどれます。

[画像:検索パネルに語句を入力し、該当するカードが盤面上でハイライトされている様子]

背景テーマとカードテーマ

カードの見た目を決める「カードテーマ」と、盤面全体の雰囲気を決める「背景テーマ」を切り替えられます。背景は12種類、カードは3種類から選べ、アイディエーションの気分に合わせて画面の見た目をがらりと一新できます。落ち着いて考えたいとき、勢いよく発散したいとき、それぞれの気分に画面を寄せられます。テーマはプロジェクトごとに固有の設定として保存されるので、プロジェクトを開くたびにそのプロジェクト用の雰囲気が復元されます。

[画像:背景テーマの選択パネルと、テーマを変えた盤面]

テーマを選ぶ

  • 盤面の何もない所を右クリックして、メニューから背景テーマを選べます。
  • コントロールパネルからも同じ背景テーマ・カードテーマを切り替えられます。

浮遊窓(フローティングウィンドウ)の扱い

マインドマップ、コメント連結、マトリックス、コード実行、アクションプランは、盤面の上に浮かぶ独立した窓として開きます。これらの窓は共通のしくみで動くため、掴んで動かす、前後に重ねるといった操作が同じ感覚で行えます。

[画像:盤面の上に浮遊窓が複数重なって表示されている様子]

窓を閉じるときの3つの選択肢

まだ盤面へ反映していない作業が残っている窓を閉じようとすると、次の3択で確認されます。

  • 保存して閉じる — 作業結果を反映してから窓を閉じます。
  • 保存せず閉じる — 反映せずにそのまま閉じます。
  • キャンセル — 閉じるのをやめて作業に戻ります。

処理中のサイン(タイトルバー)

エージェント送信、2軸の提案、カードの再配置、トラッキングAI、フレームワーク分析など、AIがまとまった処理を進めている間は、タイトルバーの下地が青と緑のあいだでゆっくり変化します。これが「いま動いている」という合図です。処理のステップ数や進み具合も、タイトルバーに表示されます。

サウンド

操作にはさまざまな効果音が付いていて、単発の音、重ねて鳴らす音、処理中に流れるループ音を用途ごとに使い分けています。音を消したいときは、音量をゼロにするとすべての音が止まります。

表示言語(日本語・英語)

ProAI Studioは日本語を既定とし、日本語と英語に対応しています。画面の文言は一括で切り替わります。英語表示に切り替えると、AIへ送る指示にも「英語で答える」ための言語指定が自動で加わり、回答も英語で返るようになります。

キーボードショートカット一覧

よく使う操作は、キーボードだけでも素早く呼び出せます。次の表にすべてまとめました。TabSpace は、盤面で何も選んでいない待機状態のときだけ働きます。

キーできること
Tabコントロールパネルの表示・非表示(盤面で何も選んでいないとき)
Space指示デッキの表示・非表示(盤面で何も選んでいないとき)
Return指示デッキの表示・非表示(送信はしません)
N新しいプロジェクトタブを作成
Wいまのタブを閉じる(未保存なら確認)
/ 前後のタブへ巡回
Z取り消し(最大50件までさかのぼれます)
Zやり直し
A盤面のカードを全選択(グループに入っているカードは除く)
C / X / Vクリップカードのコピー・切り取り・貼り付け
D選択カードの最新コメントをクリップカードへ転写
Hカード選択画面を開く
Iカードを整列
X選択の反転
Uコメント連結
Tマトリックス
Yマインドマップへ送信
J2軸(四象限)の表示切替
Mモデル選択
K自動会議
L自動工場
線を描く(トラッキングAI)
新しい2軸を提案
カードを再配置
09選択中のクリップカードをカードケースへ格納(0=◎/9=△/18=番号)
ESC実行中の処理を中断
ProAI Studio ユーザーガイド © ProAI Inc.
Contents