2軸モード(四象限)

08中核機能
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2軸モード(四象限)で発想を操る

四象限(2軸)の上で指示デッキを動かすと、その「立ち位置」がそのままAIへの視点の指定になり、同じ問いでも答えの色合いが変わります。この章では、2軸モードの出し方から、軸の登録画面、位置で答えを操る仕組み、AIによる軸の提案、曲線で連続生成するトラッキングAIまでを扱います。

なぜカードの「位置」で答えが変わるのか

2軸モードは、このアプリの主役となる考え方です。画面に十字の軸を引き、上下左右に「どんな見方をするか」を表す言葉を割り当てます。たとえば上を「マジカル(直感的・跳んだ発想)」、下を「ロジカル(理詰め)」、左を「虫の目(細部を寄って見る)」、右を「鳥の目(全体を俯瞰する)」とします。

この状態で、AIへの指示を出す指示デッキを画面の右上へ寄せてから送信すると、AIは「鳥の目で、直感的に跳んだ視点」で答えます。左下へ寄せれば「虫の目で、理詰めに」答えます。指示文はいっさい変えていないのに、デッキを置いた場所だけで答えの視点が切り替わる——これが2軸モードの核心です。同じお題を四象限のあちこちで送るだけで、発想を四方へ広げられます。

[画像:四象限の軸線と上下左右のラベルが表示された盤面全体、中央下に指示デッキ]

2軸モードを出す・隠す

四象限は、いくつもの入口から表示のオン・オフを切り替えられます。よく使うものから覚えていけば十分です。

  • J(メニュー「表示」→「2軸」)
  • コントロールパネルの「2軸」ボタン
  • 指示デッキの左ボタンを「2軸を表示」に切り替えてクリック
  • 盤面の右クリックメニューの「2軸表示切替」

自動で出てくる場面

  • トラッキングAIを使い始めると、四象限が自動でオンになります。
  • プロジェクトファイル(.cdeck)を開くと、そのファイルに保存されていた2軸の表示状態が復元されます。
  • 表示するか隠すかの設定は、アプリを再起動しても覚えています。

2軸を消すと、四象限の背景が横へスライドしながら消えていき、専用の効果音が鳴ります。軸ラベルや軸線もまとめて片づき、提案のサブデッキやトラッキングAIも同時に閉じられます。

四象限の見た目とラベルの動的な拡大

四象限は、十字の軸線と上下左右4方向のラベルで描かれます。これらはカードより手前、指示デッキより奥のレイヤーに固定表示され、画面をスクロールしても位置が保たれます。上のラベルだけは、タイトルバーのすぐ下に貼り付いて追従します。

寄せた方向のラベルが大きくなる

指示デッキが画面中央にあるときは、4つのラベルはすべて同じ大きさです。デッキを端へ寄せると、寄せた方向のラベルが最大1.5倍まで拡大します。たとえばデッキを右上へ動かすと「上」と「右」のラベルが大きくなります。これは今どの視点が効いているかを見た目で教えてくれる合図です。デッキをドラッグしている最中も、照準マークとともにラベルの拡大がリアルタイムで追従します。

[画像:指示デッキを右上に寄せた状態。「上」「右」ラベルが拡大している様子]

軸の登録画面(軸ラベルの編集とお気に入り)

上下左右の4方向には、それぞれ「軸タイトル」と「補助説明」を自由に設定できます。この言葉づかいが、そのままAIへの視点の指定になります。設定は専用の登録画面で行います。

登録画面を開く

  • 盤面に表示されている軸ラベルをクリックする(2軸表示中)。
  • メニュー「表示」→「2軸設定画面」を選ぶ。

軸を編集する

  1. 上下左右それぞれに「軸タイトル」(例:マジカル)と「補助説明」(例:クリエイティブで予定調和から逸脱した度合い)を入力します。
  2. 「OK」を押すと保存され、盤面のラベルへ即座に反映されます。
  3. 「キャンセル」や ESC、背景クリックで閉じれば、編集は破棄されます。

初期状態の軸は「上=マジカル/下=ロジカル × 左=虫の目/右=鳥の目」です。まずはこの既定軸で感触をつかみ、自分のテーマに合わせて言葉を差し替えていくのがおすすめです。補助説明は、AIが軸を解釈する手がかりになるので、ひとこと添えるだけで視点の精度が上がります。

お気に入りに登録する(12スロット)

よく使う軸の組み合わせは、登録画面の下部にある12個のスロットへ保存しておけます。

  1. 「▼ お気に入りに登録」を押すと保存モードに入り、各スロットに「ここに登録」と表示されます。
  2. スロットをクリックすると、いま入力している軸(タイトルと補助説明のセット)がそのスロットに保存されます。すでに中身があるスロットは、上書きしてよいかの確認が出ます。
  3. 保存モードを解除した通常状態では、スロットをクリックすると保存した軸が入力欄へ呼び出されます。
  4. スロットのサムネイルを右クリックすると、そのスロットを削除できます。

スロットのサムネイルには4方向の軸タイトルが小さく表示されるので、見た目で選べます。

[画像:軸の登録画面。上下左右の入力欄と、下部にお気に入り12スロット]

【核心】指示デッキの位置が、そのまま視点の指定になる仕組み

ここが2軸モードのいちばん面白いところです。指示デッキを置いた場所は、内部で「視点の指示文」に翻訳され、あなたの送信テキストの前にそっと付け足されます。

位置を「割合」に変換する

まず、指示デッキの中央が画面の中央からどれだけ寄っているかを、上下左右それぞれ0〜100%として計算します(10%刻みに丸められます)。中央にいれば0%、端まで寄せれば100%です。

割合を「言葉の強さ」に変換する

次に、勝っている側の極(たとえば上と下なら、より寄っている方)を主語にして、寄りの強さを言葉に変えます。強くなるほど表現もはっきりしていきます。

寄りの強さ視点の言い回し
60%やや〜寄りの視点
70%明確に〜寄りの視点
80%強く〜寄りの視点
90%極端に〜寄りの視点
100%完全に〜寄りの視点

ちょうど50:50の軸はヒントを省き、両方の軸とも中立なら前置き自体を付けません。

通常帯と極端帯(創造フロンティア)

  • 通常帯(ゆるい寄り):落ち着いて具体的に発想を広げる視点。
  • 極端帯(90%以上=創造フロンティア):大胆な発想や比喩を解禁しつつ、最後はきちんと具体へ着地させる視点。端まで攻めるほど、飛躍を許した答えになります。

視点が付くのは「デッキから送ったとき」だけ

  • 視点の指定が付くのは、指示デッキから送信したときだけです。カードから直接送ったものには付きません。
  • 盤面のクリップカードを選んでデッキ送信するときは、デッキではなく選んだカード自身の座標を基準に視点が組み立てられます。カードの置き場所そのものが視点になる、2軸モードらしい使い方です。
  • 2軸オンの状態で送信すると、デッキの中央から波紋のような演出が広がり、効果音が鳴ります。
[画像:2軸オンで送信した瞬間、指示デッキ中央から広がる波紋の演出]

カード操作サブデッキ(2軸の3つの道具)

2軸を表示すると、指示デッキの上に「カード操作」のサブデッキが現れます。左から順に、この章の後半で説明する3つの道具が並びます(同時に動かせるのは1つだけです)。

ボタン道具ショートカット
トラッキングAI(線を描いてAIに指示)
新しい2軸を提案
カードを再配置

AIに「新しい2軸を提案」してもらう(性格の違う3案)

どんな軸を引けばいいか迷ったら、AIに軸そのものを提案してもらえます。性格の異なる3つの案が、常に①②③の順で横並びに表示されます。

ねらいこんなときに
①盤面全体にマッピング4象限に均等にカードが散る軸今ある発想を整理して見渡したいとき
②2点間のギャップ現状→理想を映し出す軸現在地と目標の差を見たいとき
③空白地帯の発見1つの象限がくっきり空く軸(最も手薄な象限を名指しで提示)誰もやっていない空白を狙いたいとき

3案には十字のプレビューが付き、「選択→決定」の2段階で盤面へ適用します。いきなり適用されず、必ず一度プレビューで確かめられます。

状況に合わせて作り方が変わる

  • カードがある+高性能モデル:内部で5案を作り、そこから良い3案を選抜します。
  • カード0枚+デッキ入力欄にテキストあり:そのテキストを手がかりに直接3案を作ります(このときボタンが青緑にパルスして誘導します)。
  • ローカル/軽量モデル:簡易版で1回だけ提示します。
  • カードもテキストも無い:確認のうえ、既定の2軸を適用します。
[画像:性格の違う3案(①②③)が十字プレビュー付きで横並びに表示された提案画面]

「③空白地帯」を作るプロメソッド

3案のうち③(空白地帯の発見)は、プロが軸を作るときの手順を、AIと自動処理で再現した特別な仕組みで導かれます。ねらいは、ひとつの象限がぽっかり空く軸——つまり「まだ誰も踏んでいない領域」を見つけ出すことです。

  1. お題から主語・動詞を抜き出します。
  2. そこに関わる修飾語を広げます。
  3. 意味的に遠い言葉へと転位させます(ありきたりから離れます)。
  4. 意味の重心で二分し、軸として命名します。

さらに、実際に盤面のカードをこの軸で採点してみて、空きが出ない案は不採用にします。理屈だけでなく、盤面での効き目を確かめてから提示する仕組みです。

今の軸でカードを再配置する

すでに盤面に並んだカードを、いま設定している軸に沿って一気に並べ替えられます。散らばったカードを四象限に整理したいときに便利です。

  • 4つのラベルすべてが設定され、カードが1枚以上あると実行できます。
  • AIが各カードを相対ランキングで採点し、盤面のカードをまとめて四象限へ配置します。
  • うまく採点できなかった場合も、機械的に4象限へ振り分けて最後までやり切ります。

同じ位置に重なるカードは自動でずらして避け、並べ替えはまとめて取り消せます。

[画像:バラバラだったカードが、再配置後に四象限へきれいに振り分けられた盤面]

トラッキングAI(曲線を描いて連続生成)

トラッキングAIは、盤面に曲線を1本描くと、その線上を進みながら位置ごとに視点を変えて、回答カードを連続的に生み出す機能です。1回の指示で、視点の異なるカードの連なりが一気に作れます。

  1. カード操作サブデッキの左ボタンでトラッキングAIを開始します(2軸がまだ出ていなければ、自動でオンになります)。
  2. 盤面に曲線を描きます。
  3. 曲線上の各ドットの座標に応じて、それぞれ違う視点で回答カードが生成されます。

直列モードと並列モード

  • 直列モード:前の段の物語を引き継いで、一歩ずつ前進しながら生成します。
  • 並列モード:各点を独立に生成します。
  • 始点を「いま」、終点を「ゴール」として象限を確定すれば、ゴールから逆算するバックキャスト計画にも使えます。
[画像:四象限上に描いた曲線と、その線に沿って連続生成された回答カードの列]
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