指示デッキの使い方
指示デッキは、AIへの指示を出す「手札置き場」です。ProAI Studioの操作はほぼすべてここを通るので、この章がいちばんの要になります。左右2つのボタンの切り替えと、「何を選んで送るか」の優先順位を押さえましょう。
指示デッキとは
画面下部の中央に常駐する、指示カードの手札置き場です。中央に入力欄、左に切り替えボタン、右に送信ボタンがあります。盤面(カードを並べる大きなキャンバス)とは別の枠で、プロジェクトのタブを切り替えても内容はそのまま残ります。カードを1枚も置いていないときは、幅が自動でコンパクトに戻ります。
デッキを表示する・隠す
- ⌘Return を押すと、表示と非表示が切り替わります。
- 盤面で何も選んでいない状態のときは、Space でも切り替えられます。
デッキの位置と幅
デッキは表示するたびに、使える横幅の中央へ自動で配置されます。右端のハンドルをつまめば手動で幅を変えられ、カードが4枚以上になると内容に合わせて幅が自動的に広がります。デッキ全体は余白部分をつかんで好きな位置へ動かせます(入力欄・ボタン・カードの上からはドラッグが始まりません)。
左ボタン ― 3つの道具を呼び出す
デッキの左側にあるボタンは、下に少し引き下げて離すたびに役割が3つ順番に切り替わります(背景の絵柄も切り替わり、引き下げ中は次の絵柄がプレビューされます)。いまの役割のままクリックすると、その道具が開きます。
| 役割(循環の順) | クリックしたときの動き |
|---|---|
| ①指示カードを選ぶ | 指示カードの選択画面を開く/閉じる |
| ②AIモデルを選ぶ | AIモデル選択画面を開く |
| ③2軸を表示 | 四象限の背景を表示する/隠す |
ひと巡りすると①に戻ります。引き下げただけでは実行されず、役割が進むだけなので、安心して切り替えられます。
送信ボタン ― 3つの送信モード
デッキ右側の送信ボタンにも、同じ「引き下げて切り替える」操作があります。送り方の異なる3つのモードを循環し、押した瞬間に何が起きるかがモードごとに変わります。
| モード(循環の順) | 送られ方 | くわしくは |
|---|---|---|
| ①AIに送信(通常送信) | テキストで回答カードを作る、いちばん基本の送り方 | 「通常モード」の章 |
| ②画像を生成 | 選んだ画像生成モデルで絵を作る送り方 | 「AIモデルを選ぶ」の章 |
| ③エージェントに指示 | AIがツールを自分で操作して作業を進める送り方 | この章の後半 |
引き下げの段階(ジェスチャ)
| 操作 | 起きること |
|---|---|
| クリック | いまのモードで送信する |
| 少し引き下げて離す | 次のモードのプレビューが見え、モードが1つ進む(送信はしない) |
| 約1.4秒引き続けて離す | 「自動工場コンポーザー」が起動する(「自動工場と自動会議」の章へ) |
指を離すと、ボタンはバネのように元の位置へ戻ります。切り替えると、ボタンの絵柄・入力欄のプレースホルダ(薄い案内文)・選択中カードのハイライト色がそのモードに合わせて変わります。アプリを再起動すると「AIに送信」に戻ります。
基本動作 ―「カードを選んで、指示する」
ProAI Studioの基本動作は「カードを選んで、指示する」です。選ぶ場所は2つあります。
- 盤面で選ぶ(黄色の選択枠)… 選んだクリップカードの内容が、AIへの材料になります。
- 指示デッキ上で選ぶ(水色の選択枠)… 選んだ指示カードの指示文が実行されます。
そして指示の出し方も2つあります。入力欄に直接書く指示と、指示カードを呼び出して使う指示です。この組み合わせで送られ方が決まります。
【重要】何が実行されるか ― 優先順位の整理
送信ボタンを押した瞬間、アプリは「いま何のモードか」「何を選んでいるか」「入力欄に文字があるか」を順に見て送り先を決めます。まず、モードと状況の優先順位が次の表です。
| 優先 | 状況 | 実行されるもの |
|---|---|---|
| 1 | 指示デッキと議事録画面の両方を開いている(パープルの表示) | チャットモードでの会話(「チャットモード」の章) |
| 2 | 送信ボタンが「エージェントに指示」 | エージェント実行 |
| 3 | 送信ボタンが「画像を生成」 | 画像生成 |
| 4 | 送信ボタンが「AIに送信」 | 通常送信(下の表へ)。ただしデッキでフレームワークカード(3C/SWOTなど)を選んでいるときは、フレームワーク分析が最優先で実行されます(「指示カードを使う」の章) |
通常送信のルート ― 選択と入力の組み合わせ
通常送信では、「盤面のクリップカード」「デッキの指示カード」「入力欄のテキスト」の組み合わせで、次の5通りに分かれます。
| 盤面で選択 | デッキで選択 | 入力欄 | 送られ方 |
|---|---|---|---|
| あり | あり | 空 | 選んだ指示カードを、選んだクリップカードに対して一斉実行(カードのゴーストが飛ぶ演出) |
| あり | — | あり | 選んだ各カードの内容+入力テキストで生成し、それぞれ元カードの右下へ配置 |
| なし | あり | あり | 選んだ指示カードのAIカードへ、入力テキストを送信(複数モデル選択ならまとめて送信) |
| なし | なし | あり | 選択中のすべてのモデルへ直接送信し、新しい回答カードを作る |
| なし | あり | 空 | 実行されません(指示カードだけの空送信は動かない仕様です) |
入力欄のふるまい
- Enter … いまのモードで送信します(⇧Enter で改行)。
- ⌘Return … 送信ではなく、デッキの表示・非表示の切り替えです。
- 送信しても入力欄のテキストは残ります。同じお題を条件を変えて何度も送る、という使い方のための仕様です。
- テキストを消すときは、入力欄横の消去ボタンを使います。
エージェント送信(AIが自分でツールを動かす)
送信ボタンを「エージェントに指示」モードにして送ると、AIが指示を読み取り、ファイルの読み書きやカード操作などのツールを自分で実行して作業を進めます。すべてのモデルで使え、入力欄のテキストと、選択したデッキカードの本文を1つにまとめて送ります。
エージェントができること
- ファイル操作:PDF・Word・PowerPoint・Excelの読み取り、フォルダの選択
- カード操作:一覧の取得・作成・編集・移動・色変更・カード間の送信・画像生成
- カードケース操作:格納・取り出し・排出・タイトル設定
- 書き出し:Word/PDF/PowerPoint/Excel/CSV(エクスポートはオプションです。「保存・書き出し・読み込み」の章へ)
- 議事録の取得・カード化
- 2軸まわりの内部操作(配置や候補の提示など)
実行中はタイトルバーが青と緑のグラデーションに変わり、「ステップN/M」と進捗が表示されます。Esc でいつでも中断できます。
送った回答は議事録に残る
AIに送信して得た回答は、盤面にカードとして表示されるだけでなく、すべて「議事録」としても保管されます。コントロールパネルの議事録タブでいつでも見返せて、コメントを盤面へドラッグ&ドロップすればクリップカードとして復活させられます。⇧⌘D で、選択中カードの最新コメントをクリップカード化することもできます。
